華の詩集(ウェブアート)

縁とは不思議なり
出会いもまた幾人もの宿を伝え歩きてきっかけとなる

迎える人の温かき一言がまなざしが
訪れしもののうつろな心に灯をともす

幾重にも人はつながり人は楽しむ
いつか円になりて
未来永劫縁をつなぐこととなろう。
すばらしきかな大宇宙
幾星霜かわることのない人と人の愛の詩

ライン

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春の挨拶(3月)

おひさま かぜさん

おはようさん!


土さん 虫さん

こんにちは


星さん 月さん

こんばんは


私は春の花ですよ

春一番の花ですよ


春風のワルツ

窓辺にて

来る春を

待ってます


あなたが

さわやかな

風に乗って

私の窓に

届ける愛

今年もまた

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冬の花(1月)

冷たき

風にさらされ

降る雪をかぶりて

つよく つよく

真冬の

風景を彩る

可憐な花

君の名は・・・・椿

冬の花・・・・椿


東風吹かば

季節の風は

新春の花の香りを

薄桃色の

梅の花にたくして


私に伝える・・・・・

この1年を

懸命に生きよと

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祝 母へ(12・18)

女であることに

誇りを持ちて

強く 朗らかに

君よ生きぬけ


秋のひと時

町の中を流れる川

長い年月

幾度となく豪雨に

台風に


洪水となりながらも

今は穏やかな

秋色のひと時

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明鏡

観念を捨て

ただ

ひたすらに

我と

我が未来を

映しゆく

真白き心で


神秘のしずく

朝露の中の不思議

夕暮れの打ち水

移ろいゆく

時のはかなさを感じる

紫の神秘のしずく

ポトリおちて また・・・・

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独り言

寂しいことだね

思いが通じないって

あなたがほしがる言葉を

もう私には

かけてあげられないのかな

ながい時のへだたりは

少しづつ 少しづつ

人の心を遠くする


生命の花

雪どけの

土のした

可憐なる

君の姿を

待ちわびる私を

知っているだろう

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ふるさとへ

さぁ、8月だ

思えば遠くに来たもの

故郷を離れ

めまぐるしく時を過ごす


子らの健康と幸福を

守りて日々をすごす

母の元へ。故郷へ

旅情

南の島に咲く

赤きハイビスカス

走り行く道々に

誇らしく咲き連なる


熱き日射しの中

乾きたる地面

我ら、ここにありと

強く強く、気高く

情熱の心匂わす

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空へ

真っ白な鷺になって

あなたの空を

飛んでみたい

風に乗って

さぁ 君よ

初夏の風に

ましろき翼を泳がせて

わが街へ

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白き心

あなたを見ていると

悲しくなるよ

まるで貝のように

硬いからで自分を守り

一言の言葉を飲み込む

さあ勇気を出して

その白い心を少しづつ

あなたの色に変えていって

雨の日

雨降りは嫌い

シトシト シトシト

せっかく花開いたのに

誰にも見てもらえない

雨降りは寂しいね

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すこやかに

われおもう

はて、かのひとに

いかに伝えんとす

この感謝の心

おだやかに すこやかに・・・

涼しげに

庭を彩る紫の

名もしらぬ君の姿に

心癒され 踏みだす朝

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ひとりたちて

だれびとも

初めは一人なり

その場所で一人

さわやかなる笑顔を

暖かなる真心を

その君の回りに

ホラ!

もうちさなつぼみが

時をかける

うつりゆく日々の

騒がしき時の流れ

いつ食をとり

安らぎを持つのか

今、その時をかける

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飛び立ちて

羽ひろげ

  今にも空にとびたたん

姿けだかき

   オリヅルランかな

のびゆく華

霧雨の

  冷たき露にうたれども

 つるはのびゆき

   華と生まれり

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つらなりて

一人の力は
ほんにささやかなれど
紫陽花の花のごとくに
小さき花びらかさなりて
大輪となり
大判の葉に負けぬほどの
堂々と
悠々と咲きつらなる
この花びら我なるかな

始まりの日

夏の終わりはマダマダよ

秋というにもマダマダよ

季節の変わりは少しずつ

今日から始まり

少しずつ

風景

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