さわやかな水仙の花魅せられて 心の穢れ雪溶けるよに (真理)
ほころびしミニ薔薇並ぶ店の棚 陽射しに光り春を呼びこむ
しろがねの峰に降りつぐ雪化粧 心の棘さえ優しくつつむ
徒然の子のいたずらに手を焼くも われを呼ぶ声うれしく母は
言の葉の優しき響き心地よく 春風のごと心撫で行く
なごり雪移ろふ季節(とき)の風花に 心の雪も舞いて散りゆく
ゆうやみに息弾ませて駆け寄る子 両手広げて犬に抱きつき 白梅の探し見るけど枯れ木には ほつる影さえ夢々の中
立春の鬼も逃げ出し福来る 今年こそはと恵方巻食(は)む
淡雪の薄絹羽織り隠れ宿 待ちわびたるや春はすぐそこ |
|
前のページ | 次のページ |