『お』の部屋へ

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おの部屋は
夢を与えてくれる人
心を癒してくれる人
ともに遊んでくれる人
私を好いてくれる人
思いで多き宝のお部屋

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おどおどろ妖し姿で打ち鳴らす御陣所太鼓能登の海辺で

(夢追い人さん)

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幼い日 網を片手に トンボ捕り 今は被写体 カメラ構える

親子には 目と目を合わす 会話有り 絆を繋ぐ 血は争えず

想い出は 遥か昔を 偲ぶもの 今の生活 大事に生きる

   男にも 色気は有るよ 肌の艶 女次第で 館の主に

オレンジの マリーゴールド 咲き揃い 畑は我の 色に染まりて

穏かな 冬の陽射しが 窓越しに

怒る海 白波高く 吹き荒れる

(ヤマパパさん)

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大声で悪を払いて若者は白き着物で青竹を割る

幼子と踏みつ踏まれつ黒き影夕陽が染める公園のなか

穏やかに秋の日差しを浴びながら明日の希みみなと語らう

おじさんは家なき猫の世話をやく町内の人敵にまわして

   おばちゃんを一歩過ぎておばあちゃんにと一歩近づく年金通知

   起きろよと肩ゆすられてトロトロとまどろむまなこ開きもせずに

お手本の文字をなぞりてゆっくりとそれもはみ出す我の強情

「オッ」と見るダランとしてるこいのぼりひと時の風に勢いを得て

大雨の 警報出たり止まったり 町の知らせの 忙ぎ回りて

 「おはよう」と元気に集う学童よ 我も貰った大きなパワー

思うよに 行かぬ世の中知らずして 我がもの天下ひとり伸び行く

応援歌 詠う心が素晴らしい 悩み笑いて一日過ごす

同じ空 見上げることが嬉しくて あなたとともに寄り添えり

(やよいさん)

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大釜を抱える女流る汗一家を支える気構え見たり

(松美さん)

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驚いた思わぬ来客燕二羽 二階の部屋の電灯の笠に

想い出に巡り会うのが帰省かな 人それぞれのカントリーロード

(水無月さん)

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お手玉を魔法のごとく攫う手に母が遠くにみえたあのころ

想い出にリボンを掛けて飾ったら無垢なる住まいは新たな希望

温厚なひとの言葉がとき経ても耳の後ろで導きてをり

おばちゃんの 白衣の背中を見たくって 指折り数えて待ってたあの子

   想いとはふみのどこかに出没し ときの波間に流され行くもの

おさなごの 頬の色差しあじさいは 初の舞台にときめきてをり

送り出す 息の数だけ紡ぐ時間(とき) 三十一文字は心を描き

(林玲さん)

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鬼の皮剥いで今宵は此れまでと水に浸すは丹波の栗よ

親のすね齧って四十にほど近き愚息が杖に何時ぞなるらむ

幼子の無垢な手を取り撥さばき教える老いも無我に還れる

思いっきり 甘えてくれよ個室にて 付き添い始むホテル気分で

お互いに 愚痴をこぼせる お友達 逢えばまたたく 心晴れたり

(ettyaさん)

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応援歌 松竹梅に 富士に鷹 ナスビに福助 七福神

(松吉さん)

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お目もじて 交わす言の葉 胸に沁み  真白き吐息 頬は紅

(美佐緒さん)

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大宙に身体を預け仰向けば 見渡す限り 空 空 空よ

起き抜けに春の温もり頬に受け 陽射しまばゆと解れ毛に手を

老いぼれが 眠れぬままに戸を叩く いと愛でたきや 素敵なページ

(ふうさん)

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穏やかな祭日を午後過ごしたる降って晴れての空を眺めつ

   思うほど泣かぬ我見て人の言う 気丈に動くは母の子なるかと

   思い出の道に想いをはせる時陽気に歌う母のかんばせ

お日さまとお水と土のありがたさ いにしえ偲び実り待つ日々

思いをばつたうるすべを失いて 君の幸せただ祈りおり

幼子の 顔ほどもある椎茸の 育ち過ぎではないことを知る

   温度差が 風邪をこじらす因なると 天気のさたに警告もあり

   折々に 詠みたる歌はみな心 思い出惜しみ宝箱にと

おもしろや 可憐な花の代名詞 見る目によりて ホオ〜なるほどと

  「思うほど 弱くはないよ」と さわやかに笑ってみせる わが子たのもし

   大空に 飛びゆく鳥を描きつつ 見守る時期が思春期なるかと

幼き日 春夏秋冬戯れし 春はレンゲに 黄金の秋に

   思うほど 気にかけるほど孝行は できぬものだと我が暮らし見る

思い出が ここにあそこによみがえり 生ある時のすがた懐かし

穏やかな 朝の目覚めにぼんやりと 微笑み返す夢もありかな

   思うより 思わぬほうがわが呻き 痛む心も穏やかになり

親なるは 単細胞なり子の動き 良きに喜び悪しきに涙す

   重きもの 持てば腰痛肩こりと わが肉体の衰えなるや

お土産を 探せど同じものばかり ポンカン マンゴー 芋入りの菓子

お互いの 無事を願いつ手をとりて 次なる帰郷の約束をす

オレンジの 空に広がる茜雲 不気味なるかな 良き前ぶれか

穏やかな 雲の流れを見上げおる 貴方(きみ)の心の平安なるや

穏やかに ただそばにいて触れる肌 ただそれだけで潤うものを

   押し寄せる 怒涛のごとく荒波が 負けてなるかと立ちたる我に

幼子が 物を取り合う姿見て 責任転嫁の親 哀れなり

 親なれど 子に学ぶ事おおかりて その言の葉に冷や汗の日々

  嗚呼、空よ 白き夏雲綿菓子に みゆるは幼き日の私なり 

 幼き日 憧れの君過ぎ行くも 馬上の将軍如くにありて

 おなごなる 定めの中に通ずるは 耐えて守るの生きがいなるか

思い出を 心の糧とするならば つなぐ縁の言の葉もまた

面白や 水面を被う浮き草の そのたたずまい 神秘なるかな

穏やかな 陽射しを浴びてペダル踏む 我一人行く 心地よき朝

思う人 詠む心こそ大事なり 親子、夫婦(めおと)に 恋人もあり

思いをば 抱き続ける事、それが 夢も叶いて 会うこともがな

幼き日 花の冠つくらんと 春野に戯る 子等のざわめき

押さえても 押さえてもなを 君想う 心乱れて 為す術もなく

面影を慕いての旅 楽しいけり いずこの地にも 愛はつながり

女には 到底わからぬ 外の顔 ただみまもりて言葉忘れん

思うほど 思われぬことのせつなさは 苛立ちを越えため息となり

終わりとは 思いたくないわれなれば また再びの 恋歌綴りを

思い出の 歌の数々わが胸に 包みて移す 今日の一日

面影を 心の奥にひそめおり 母娘の契り今も鮮やか

穏やかな 朝の光に包まれて 今日一日を喜びの日と

(真理)

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