『ふ』の部屋へ

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ふの部屋です
心がその時々の感情や状況に
振り回されない強い心を
この部屋に

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「ふうちゃんはおりこうちゃんね」と言葉さえ赤子に声をかけるごとくに

振り返る呼ばれたような心地して黒く佇む影法師だけ

「ファイトよ」と 励ましくれる友が居る 行くぞ勝負と家族とともに

振り返る 悪しき年とも 思えれど 新たな年に勝負をかけん

ふきのとう やがて来る春先がけて 食べるてんぷらほろ苦き味

(やよいさん)

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吹き荒れる不景気風の只中で 励まし合う他なす術もなく

(松実さん)

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「ぶすっ子は天ぷらにして食っちまうぞ」 子猫を貰う約束をして

太いのと安さに釣られて買い求む 椎茸ほだ樹お初の1本

冬の日は懐寒けりゃなお寒い失恋したならWパンチよ

(水無月さん)

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仏壇に 夏をわけんと 母の知恵 お茶の変わりに 朝がおをさす

(けぃさん)

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冬間近 衣替えする野兎は 茶色の衣 白に着替えし

古小屋の波板の蔭仔猫らの乳含む場とたれか知るらむ

不器用に生きるも君のいきかたと知りてはいても疼く胸もあり

ふと風の 音遠くへと感ずれば 優しき人の微笑みており

(林 玲さん)

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筆ペンの 時代遅れの 年賀状 吾の拘り 心を贈る

文鳥が 窓を抜け出し お散歩に 探す家族は 家出のチラシ

冬の雨 次の季節へ 繋ぎ役 傘降る雫 春を呼び込む

冬の海 夏とは違う 波の音

冬の空 神秘の世界 謎の雲

(ヤマ・パパさん)

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冬間近 衣替えする野兎は 茶色の衣 白に着替えし

(野ウサギって普段は茶系色だけど雪が降ると白い毛になるんだよね・・)

(越後のタッキーさん)

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瘋癲の行き着く先に見え隠れ 真白き雲と 透き通る雨

(ふうさん)

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不自由な この身なれども 君想う 心のまこと 届けと祈り

(松吉さん)

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冬を越え春来たるをも空模様 気まぐれなりて先に進めず

降り続く雨に心も鬱々と 春の花咲く休日なれど

文明の便利に押され印刷の 文字に任せる今の世なるか

不在なる 父親なれば子は何処に 背中求めて生くるものかと

冬の雨 シルバーグレイの空模様 シトシトシトと 冷たさを増し

冬の雨 降りゆくごとに冷たさが 身体に感ず季節(とき)となりけり

冬さなか 暑きにありて草花が 新芽の春かと迷うておりぬ

フル回転 休む間もなきエアコンに 『暑い』と愚痴る心無き我

ふりかえり 詠うて見れば我が歌は 生き行くための応援歌なり

不思議なり 日毎に染まる一片が 青紫の大輪となり

不思議にて めぐり合いたる縁(えにし)なれ 未来の宝恵たる喜び

冬は雪 春は花々この後も ラブストーリーは永遠なれば

「ふうせんだ〜」 春風からの贈り物 空を見上げて歓喜する子も

降る雨音(あまね) 心遷ろう昼日中 寄り添う友の ありがたきかな

ふと寄りて 君が詠みたる歌をみる くふふと笑う 姿思えリ

父母ありて 子の生まるるを知るならば 乳房のぬくみ忘ることなし

無事ついた その後の無事はいつなるか 音沙汰なきに寂しくもある

冬真近 目覚ましアラーム 音だけが 朝から元気に騒ぎ起こさぬ

故郷は 近くなりても日々暮らし たまの帰郷に母も涙す

(真理)

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