『こ』の部屋へ

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この部屋は
夢を与えてくれる人
心を癒してくれる人
ともに遊んでくれる人
私を好いてくれる人
思いで多き宝のお部屋

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古城跡の濠辺の桜何想う過ぎし栄華の夢を追うてか

   木霊して老鶯聞かす鳴き声に若鳥和して春を告げゆく

(夢追い人さん)

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去年(こぞ)植ゑし若木の花も加はりて 桜の下の今日のにぎはひ

心なき風雨にもあるか もみぢ葉のうち重なりて散り敷きにけり

   ことりかと動きし方(かた)へ目をやれば 枝を離れしもみぢなりけり

(悠(yuu)さん)

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コンクリの割れ目に顔を出しているタンポポの花活き活きとして

コスモスが話しかけてくる「どうしたの」くちびる噛んでただ黙り込む

「この年で」独り言を言いをりて眠れば夢の「元気はつらつ」

こぼれおつ飯粒ひろい食べおれば「汚いよね」と孫にさとされ

こすもすの花が小さくなりました やがて近づく冬の足音)

子の姿見ることもなく過疎の村隠れん坊かこすもすの畑(はた

心さえ 楽になればと 願いあり 我も同じと うなづきおりぬ

小春日の とびたちくるり輪をかいて そこから未来が見ええるかトンビ

「これでもか」神より受くる試練かも まだ参らぬと立ち向かいおり

この道を影と寄り添い歩み来る先に行ったり後追いかけたりと

これでもか まだ参らぬか言われてる 負けてなるかと立ち向かいおり

この腕に 抱きし赤子の無心顔  飽きもせずにて揺する身体を

子犬ちゃん セーター脱いで走り来る 背中伸ばして足取り軽く

(やよいさん)

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この空の青さが沁みて振り向けば あなたの痛みが見えてしまった

(松美さん)

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ゴキブリだスリッパで叩く午前四時 台所の壁夏は確かに

この春の桜も散って菜の花も峠を越えて来るは暑さか

腰痛いひざも痛いよ六十路坂遠くにすぎて今は真ん中に

コスモスの畑の中へ遊び人風に誘われコスモスの詩(うた)

(水無月さん)

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子の思い 母の期待に  応えると 将来出世 恩は忘れず

    紅葉は 遠い近いは 違えども 色の鮮やか 見るが楽しい

五輪の灯 北京の空に 消え終わり 次の開催 遥かロンドン

高速が 渋滞無くて 良く走り 油請求書 見て吃驚よ

コスモスと ヒマワリ一緒 咲き揃い 秋を先取り 夏と共存

紅梅の 色香にひかれ 訪れし 寄り添う二人 幸を噛み締め

木枯らしの 吹く街門で 落ち葉散る けや木の並木 冬の厳しさよ

(ヤマ・パパさん)

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小鳴きする哀しき猫の声負ひて眼も合わせぬぞ声も掛けぬぞ

言葉の妙 いずれわからぬ者同士 葉裏みつめて思いを馳せよ

   コンビニの趣向を凝らしぬデザートはメタボの悪夢呼び続けをり

交流は 細く永くて 思うもの 今尚続く 互い励みを

こそばゆき 睫に掛かる一片は 眩しく瞑る瞳を捜し

こころの実 言葉のかたちに移しおり 白きページにともなふ幸ひ

(林 玲さん)

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この恋に まだ続きがあると思いたい だから立てない字幕は続く

この歳で 今あらためて 人生の 男女の機微を 理解したかも

この空の どこかに君が いるのかと 思う気持ちも 日々薄れゆき

心根も 張る礎が あればこそ 友の言葉も 慈雨の恵みと

(松吉さん)

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後輩に 抜かれて悔しき君の性 職退き後もぐじぐじと言う

(ettyaさん)

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午前中がいいんだよね墓参り 真っ赤な西日が ちょっとまばゆくて

恋心 密や密やと袖移し 知られぬことが 絆を深め

(ふうさん)

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五七五 七七読んで 唖然とし 理解できず 意味がわからん

(誠さん)

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傲慢と我知りたもう個々の幸 人に入れぬ節度なりゆす

木枯らしに舞い散る木の葉未来を見据え

(グビタンさん)

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金色(こんじき)の稲穂の絨毯その先に連なる山の緑彩かに

   こだわりを捨てることこそ幸せの未来を拓く鍵となるらん

娘(こ)のゆくを見送る父母のさみしさも喜びなるかと祈りておりぬ

国交の贈り物なるハナミズキ 平和の使い可憐なるかな

   言の葉に託す思いを我がことと ともに悩みてつながる縁(えにし)

   こころうち 思いあぐねてさまよえど 確たるものの答え及ばす

言葉とは 裏腹なるかわが心中 共存したるふたご座という星

   この年は 土をいじるが開運と 聞きて楽しき花壇のお世話

   事始め いよいよの日になりにける お節料理の跡形もなく

   ご時勢か 好物なれども今の子は 期限の文字に食すをあきらめ

コスモスとバトンタッチで山茶花が 冬が来るよと囁き始め

   子の背中 押したる時の思い出が いまは心でおす背中なり

   この年の師走のさたはあまりにも 事ありすぎて 前代未聞

   心地よさ感じながらのまどろみは 今日の終わりのご褒美なるか

心をば 軽くするのがわが勤め そうなりたいと願(ねご)うておるに

   こだわりを 捨てれば気楽になるものを 成り行き任せがまだ恐ろしく

この頃は ご時勢なるか子供さえ 怒る思いを腹にためおり

   子の心 親知らざるはかなしけれ  ままにならぬを見守るもまた

   心地よき 風に揺られてとりどりに 咲き始めたる秋桜かな

   金色の 空に二重の虹浮かび 桜島山 囲みておりぬ

恋心 健気なるかな遠くても 思えるだけで 幸せといふ

この道を 影と寄り添い歩み来る 先に行ったり後追いかけたりと

   この一歩 踏み出す事が勝利なり こぶし握りて外に出る朝

声聞けば それに満ちれど顔見れば もっともっとと恋欲に落つ

この年の 悩みを全て転換す 心地よきかな 透明なりて

この年も 指折るほどの日を残し あらたな春を迎えんとする

心こそ 大切なりと古の 言の葉伝うを あすにひらきて

木枯らしの 吹く街路樹のその下で かじかむ両の手包まれし

答うるは わが胸にある魂と 支える人の真心なるか

 こんなにも 我と似たれるお人かと 驚きもあり嬉しくもあり

言の葉が とる人により異なるも 「そもあるらん」と 学びておりぬ

黒雲の 隙間に覗く青空に 騙されおりぬ 晴天なるかと

恋うひとの 惹かれるそれはそれぞれに あるものなればそもたのしけり

心をば 揺らす煩悩取り去るは 強気に勇気 負けん気あれば

言の葉を 自在に遊ぶ豊かさを 貴方(きみ)の心のゆとりと感服

恋に泣く 乙女の姿悲しけり 心揺らぐも身の切なさも

言の葉の やさしさに触れ思いなん 過ぎるは我の 性根にあろうと

心をば 穏やかにして 世を見れば 幸おおきかな わが人生は

心地よき 眠りの中にあらわるる 君の優しき微笑みを見る

このことは このことまでは あなたには頼れぬ辛さ 寂しくもあり

言の葉を 君の背中に語りつつ 我が寂しさはここより来たらん

声のない 時の流れの寂しさを どこにぶつける愛しき人よ

言葉より 只いることの喜びを わが身に胸に 痛く感じて

こと一つ 落ち着きたるその後に またおこり来る一抹の不安

言の葉を かけて並べる 真心も 届かぬ人の 悲しくもあり

ゴロゴロと わが耳元でのどをならし 寝間には入ると甘える子猫

心意気 強気が勝負の 晴れ舞台

心には 心でかえす思いあり 誰人なりても 熱き血潮が

小春日の 優しき風を感じたり そは暖かき母の住む里

恋歌を 詠う心の裏側に 恋人(ひと)おもいおり 戻る日夢見て

言の葉を いただくことの喜びを 激励(はげみ)と貴方(きみ)は知るや知らずや

心をば 悩ますものの真実は 君のもちたる業(ごう)なるものぞと

衣替え このときとばかりに模様替え 時のたつのもも忘れておりぬ

(真理)

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