『も』の部屋へ

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もの部屋です
人は常に何かを欲している
愛であり夢であり
そして裕福な環境・・でもだから
もっとからもうに安らぐ部屋を

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もみぢしてやがて落ち行く充実の秋(とき)を希(こいねが)ふ命なりけり

   もみぢ葉は朱(あけ)の移るに時に合ふ 来む秋までの思ひ出にせむ

(悠(yuu)さん)

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もらい物あれもこれもと積み込んでまたねと帰る娘のたくましき

(松美さん)

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もぎたての胡瓜にがぶりかじりつき水のしたたる美男子ぶりよ

もくれんの花も揺らぐか春の風逆らい歩く犬とともにと

もみ上げの 太き殿御の横顔を 触って遊ぶ幼き子供

(やよいさん)

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森蔭に 隠るる道を辿るれば 真紅に燃ゆる曼珠沙華群れ

朦朧と陽炎に歪む道路上ひともくるまもすりいぴんぐう・

もういちど 初心に帰って振り向けば ビッグサイトの轟き聞こゆ

紋白蝶 追ふて子犬の跳ね回り 菜の花畑に陽は輝きぬ

(林 玲さん)

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猛暑には 親子も負けて タクシーに 車内冷房 帰りを急ぐ

(ヤマ・パパさん)

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もう少し ここに居させて 日暮れには 帰るといって 実は朝まで

もう若く ないのに転職 考える 夢に向かって 自爆の気配

(松吉さん)

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物言わず 瞼に浮かぶ影 いとをしく

(グビタンさん)

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武士(もののふ)の 姿 雄雄しき 戦場(いくさば)に  晴れて勝ち鬨 あらましものを

(美佐緒さん)

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物音にふと目を覚まし眠られず パソの前にて呆けておりぬ

モクレンとよく似た白き花満開 度忘れしてる「あなたはなあに?」

桃色の 可憐な花がちらほらと 深緑の葉の隙間に咲きたり

物言えぬ その心根に弱さ見え 強くなれなれ おのこであればと

文字だけで 繋ぐ縁の儚さも 心通えば どりいみんぐう・・・

「もういいわ」 そういいつつも我が胸に 『女』のときめき消せぬ辛さよ

靄の中 遠くたたずむホテルの灯 あこがるるかな一夜の夢を

もやもやと 脳裏を揺らすものありて 眠れぬわが身苦しくもあり

もういない 目覚めた後の頼りなさ 移り香さえも 残さぬ一夜

もの言わぬ 時がありても心にて 君を思いてといかける日々

(真理)

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