『の』の部屋へ

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「の」の部屋は
のんびりゆっくり
人生の思いでいっぱい刻みましょう
あなたと私の茶のみのお部屋

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野ざらしで転がったままの植木鉢かつての栄光誰ぞ知らんや

(水無月さん)

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ノックする あられ降る音ついつられ窓を開ければ 花冷えの風

覗き込む 瞳の中に いる私 息がつまりて 大きくため息

喉元に 声がつまりて 涙ぐむ あの人想う 今はどうして

(やよいさん)

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軒下の 吾を呼ぶ声 懐かしく ふと見下ろせば 友の微笑み

(松吉さん)

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のどぼとけ 惹かるる汝の寝姿の 色香に気づき吾は女人(にょにん)と

残される 時の限りを知らぬから あなたといたい未来ふやすの

(林 玲さん)

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のんびりと 流れる雲を追いかける 世間の営み微々たるものぞと

残されし 稚児(こ)の親となる縁あり 我が宿命の仕業(しわざ)と誓いて

のんびりと ただ見守るを術(すべ)として 時の流れに身をまかしおり

(真理)

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