『り』の部屋へ

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りの部屋は
荒き世に凛々と咲く花々を
気高く生きる女人をば
優しく熱く護る部屋

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立夏朝タンスの前で半袖に片手通して長袖に変え

(松実さん)

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溜飲を飲み下しては知らぬ顔幸せ逃がすつもりなどなき

(林玲さん)

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立春とニュースで聞いて寒くても心が軽く成ったようです

(水無月さん)

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リダイヤル すれども押せぬ 送信の ボタンの先に 君の面影

(松吉さん)

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律するのは 恋のルールにないからと あばずれ託い ないもの探し

(ふうさん)

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りんどうの 青紫を 賞でもみて 清けき姿 我も凛と為し

(美佐緒さん)

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りんと咲く真っ赤に燃える薔薇の花 その鮮やかさ炎の如く

(花さん)

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両肩に 重たき荷物背負いたる 彼方(きみ)の生き様 憂いてやまぬ

    緑木(りょくぼく)が 雨の雫に輝きて、早朝(あさ)風の道さわやかなるや

流水に 戯る子らのはしゃぐ声 あまたのストレス すっと消えゆき

 隣人と 思えど遠き御宅あり 縁の繋ぎも時代とともに

隣家にて 何なさるぞやことわりの 言の葉一つに笑みこぼれたる

りりしくも 馬に飛び乗り 鞭をふる 王子の姿 待ちわびる日々

理屈をば 並べて見ても 届かずばただ黙しての時を刻めと

凛となす 我が友どちの健やかな 幸を祈りて我暮らしおり

(真理)

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