『わ』の部屋へ

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わの部屋は
いつも楽しく笑ってる
人と人とが歌を詠み
未来へ架ける
橋の部屋

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わくらばに問ふ人あらば 無芸にて何のとりえのあらばこそ

わが命今日尽きなむと知らませば 百の歌をも詠みなむものを

わが部屋は三軒長屋の端の二階 興味ありげに子らは見上ぐる

わたつ海の底ひよりも深からむ 人の心の隈(くま)の深さは

わびしきは夜半の雨音 友に借りし啄木読みてそを忘れんとす

わりなくは定めなりけり桜花 梢に咲きていづくへか散る

(悠yuuさん)

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忘れても手紙は昔を語り出す 押入れの奥にタイムマシン有り

湧きいずる泉のほとりに立ち尽くし 清らな水に若さを想う

(水無月さん)

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我が街の 菊花祭り 盛大で ネットの友へ 画像貼り付け

吾が身体 腰が痛いと 感じつつ パソの遣り過ぎ でも止められぬ

わかり合え 言葉の妙で 理解する 相手気使い 更に励ます

我が街は 梅雨が明けて 陽が強く 夏を満悦 今宵晩酌

(ヤマ・パパさん)

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若かりし日より髪をば染めをりぬ父母に似て吾もカラーリングせり

わが心ここにありとて呻きしも聞こえぬか汝は耳を覆ひて

   わがままも頑固さも増す夫婦膳味わいもまた齢(とし)経ればこそ

吾がために 生きれば一生 他がために 生きれば倍の歓びのあり

吾うけし 語らひごとのおもしろき 独り寝の路に誘ひゆくや

わが生の 主役演出楽しまむ ハプニングとてとある一場に

吾が生の 軌跡をたれが消せやうか 影は影とし我はうつつに

(林 玲さん)

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わがつまの 似ても似つかぬ 花芙蓉

わが家には 賞味期限の切れた侭 アハハアハハと隣にすわる

我思う 懐かしきこと限りなく 寂しかりこと限りなくあり

(ettyaさん)

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わが耳に住まいしセミや速やかに立ち退きのぞむ一刻も早く

我もまた 我が城守り 懸命に 次にとつなぐ 気持ち強気に

(やよいさん)

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忘れずに いてくれた事 嬉しくて  君のもとへと 送りしブーケ

(美佐緒さん)

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わが身にも ゼンマイ巻いて いざ!出陣

(グビタンさん)

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若き日のときめきあふる恋文を 箱にしまいて屋根裏にあり

    我が身さえ守るすべなきご時勢に 子育て、介護と走る女人(ひと)あり

   災いも軽ろきに済むを祈りなん 先の見えないこの世であれば

忘れては ならぬと母の教えなり 歳行きて尚女であること

   我立ちて 幾星霜を生き抜けり 人の縁(えにし)に守られながら

   我が身さえ おぼつかなきよなこのご時世 他人(ひと)を思いて生く人もあり

我は只 母と生きるを定められ 先、生きゆくも変わることなし

我が口(く)より いでたる言の葉惜しみなく 愛しき人の心に届けと

我が思い 君に届けと叫びおり 人の心の見えぬ悲しさ

我が城は 此処が始めのものなれば とどまる覚悟腹に決めたり

   我が部屋は 気まま管理の隠れ宿 来たれるお方の憩いと場なれば

わたしには 更年期などありなんと 思い生けるも 道通らずば

我が城を 守り行くをも我なりて 足下に深きくさび打ちなむ

わが心 くみ取り伝う君の文(ふみ) 読みて潤う時を過ごしぬ

  わが胸の けじめを貴殿(きみ)に助くらる 『ん』なるを持ってエンディングとす

ワイドショー 流れる映像悲惨なり 途方にくれたる人の悲しく

我見たり 歴史あふるる石壁の 隙間に咲きぬ 君の見た花(夫婦スミレ)

   我がすべて 伝えることの難しさ ただ言の葉につづり行く日々

   我よりも まだつらき人あるらんと 胸に聞かせて大宙に吼う

   若き日に アルバイトした思い出は 回る水車の蕎麦茶屋なれば

分かち合う 心があればいさかいは 露のごとくに消ゆると思うに

わが胸の 奥に潜みし 情熱の 扉をたたく 友の優しさ

わが思い 届けと願う心あり 粗末なれども切り売りのバラ

我が命 永らえさすも母として 頼る子ありてのことと微笑む

わからずも ただ思うままに指おりて 君と戯ることのうれしや

わが身には 恐れも多き幸せを 人の真心ありてかなえん

我が恋は 色鮮やかに 雨に染み

  我が後を 君が走りて追いかける オオ!自由に舞うか鳥のごとくに

わが恋は 幾夜過ぎてもままならぬ 遠きにありて身を焦がすなり

我あるは 母なるもののはじめなり 生死変わらず母は偉大と

わが身をば 時の流れに任せつつ ただひたすらに君思う日々

わが宿を 訪ねし歌人の言の葉に 心の乱れ救わるる夜

(真理)

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