人は時として
愛する者と
はぐれてしまう時がある
自分は変わらずにいると思っても
それは思い違い
いつの間にか横着になり
与えられることに感謝を忘れてしまう
すれ違いの始まり
それでも
つながっていたいなら
もう一度原点に戻ろう
2008年:1月4日〜2008月12月末日
遠くの山々が
赤く、黄色く色づき
日中の日の短さが時を縮める
朝夕の風の冷たさは
なぜかさみしい
衣服は一枚増え
衣替えの季節
部屋の中もまた
カーテンが暖色に変わり
模様替えの季節
一年を通して続けられる
切り替えの行事
枯葉は舞い散り
街路樹や公園の木も
ひとひらひとひら落ちて
冬支度を始めた。
早朝の風が
心地よい季節
まだ誰も通らぬ道は
うっすらと明け始め
半分ほど時間が過ぎると
ちらりほらり
散歩の人に出会う。
「おはようございます」
何人の人に声をかけられるか
私の朝
一年を通して続けられる
私の勝負
さわやかな風が吹き始めると
出会う人もおおくなり
朝一番の笑顔は
私の一日を明るくする
例え私が寝返りを打って
あなたに触れたとしても
それは眠っていてのこと
確かに熟睡はしていなくて
少し意識があったとしても
それに応えようとするあなたに
甘えようとする私がいたとしても
それ以上に進んではいけません
なぜなら、
それはあなたの本意ではないから
それが分かるのは私だけだから
あなたのその指は
わたしでは無い誰かのそれを探している
何故?
心も身体も私を必要としていないのに
それがどれほどの屈辱か
あなたは知っているのだろうか
拒まれたら悲しいくせに
応えようとするあなたが悔しい
だから、
それ以上に進んではいけません
信頼、尊敬、相思相愛
それは命尽きるまで続く
そう思い込んでいた私
思いもかけぬ出来事に
一時は冷静を保っていた
でも
あなたにまつわるそれが
あなたによって
あなたの行動によって
あなたの言葉によって
真実である事を知った
長い長い無明の世界
あれから一年
その間
私は感情を顕にし
あなたを責め
私の心から解放した
変わらない環境の中で
私は自立し
穏やかに生きようとしている
春一番が吹いた
春の嵐に乗って
黄砂が流れてきた
長く冷たい冬が
終わりを告げようとしている
梅の花が散り
早咲きの桜に蕾が・・・
春の足音がかすかに聞こえてくる
重く 苦しい心の葛藤も
今はもうなりを潜め
私は私らしく
貴方は貴方らしく生き始め
明るい春が見える
お互いが
それぞれの場所で
楽しく生きられるなら
それが一番のしあわせ
春は歓喜 笑顔の3月